治療注射｜かみ形成外科

ボトックス・ボツリヌストキシン

シワのもととなる表情筋の働きを弱めるボツリヌストキシン（菌の毒素）を使うこともあります。

これは菌が作る毒素を薄めてシワの周囲の筋肉を麻痺させるのです。これら注射による治療は一回で終ることはありませんし、何回か繰り返して治療をすると効果がさらに上がります。3～4カ月に一度注射をするといいでしょう。

最近ボトックスの有用性が認識され、注射を受ける人が大変多くなってきています。また、時にボトックスの注射をすることにより偏頭痛や肩凝りが治る人もいます。当院のボトックスはイギリス製で厳格なＦＤＡの承認を得たものです。

コラーゲンやザイプラストと異なり、化学的に合成した糖質からできたヒアルロン酸などがあります。

ヒアルロン酸は、ゲル状で関節液と似ていて実際、関節痛の軽減などに使われています。皮膚に注入した場合、真皮の部分が硬くなり、かなり、深いシワも浅くすることができます。

シワの治療に対しては以前からコラーゲン（材料は動物のたんぱく質）の注射がよく行われていました。

コラーゲンは真皮に入り込み、シワを浅くするとともに皮膚に弾力を持たせるものとして25年来使用されてきました。
また、コラーゲンより分子量が大きく、吸収されるのにコラーゲンよりも時間がかかるザイプラスト（動物のたんぱく質）もあります。