フェイスラインと耳の治療
フェイスラインを整える治療
コメカミ形成
コメカミにヘコミがあると、疲れた印象や老けて見られてしまうことがあります。また、顔にメリハリがないと頬骨やエラなどの骨格が余計に目立って見えます。
コメカミのヘコミ部分にプロテーゼやヒアルロン酸を入れることにより丸みが生まれ、若々しい印象、メリハリがある表情豊かな顔立ちに整います。
- 手術の方法
- 手術はコメカミ部分にプロテーゼを挿入します。
側頭毛髪内を約3~4cm切開し、こめかみのくぼみ部分にプロテーゼを挿入します。
ヒアルロン酸注入と違い、吸収されることはありません。
仕上がりを確認頂くために手術前にヒアルロン酸注入を行うことも可能です。
ヒアルロン酸の注入により、こめかみを形成することもできますが、一時的です。 - 手術時間
- 45分ほど
- 手術後の腫れは、個人差にもよりますが2〜3週間程度でひいてきます。
- 手術後2日間はこまめに冷却をし、入浴や激しい運動はお控えください。
- 手術後3日間は、食事をすると痛みが出ることがあります。その後は大丈夫です。
- 傷が落ちつくまでは、強く擦ったり揉むなどの刺激を与えないでください。
エラ削り
エラが張り出していると四角形の輪郭になってしまいます。時にはガンコに見られたりします。これを改善するには、張り出した部分を切除します。
- 手術の方法
- 下顎角部(エラの部分)の骨を切除します。傷跡は口腔内のみとなります。全身麻酔となります。
- 手術時間
- 150分ほど
- 手術後の腫れは、個人差にもよりますが2〜3週間程度でひいてきます。
- 手術後から通常通り食事は可能ですが、1週間くらいは強く咬んだりせず、なるべく柔らかく刺激のないものを食べるようにしてください。
頬骨切り、削り
頬骨部の突出は日本人(東洋人)に多くみられる顔面骨格的特徴で、時にゴツくキツそうな印象をもたれてしまいます。
- 手術の方法
- 手術は2通りあります。頬骨の骨の一部を除去する手術と、頬骨の骨を切り、全体を押し込む方法です。頬骨の一部を除去する方法は、口腔内のみの切開となります。頬骨骨切りは、口腔内ともみあげ部分を切開し、頬骨体と頬骨弓を切断します。
- 手術時間
- 90~150分ほど
- 手術後の腫れは、個人差にもよりますが2〜3週間程度でひいてきます。
- 一時的に口が開けづらくなりますが、1~2週間で次第に開口できるようになります。
- 傷が落ちつくまでは、強く擦ったり揉むなどの刺激を与えないでください。
脂肪注入
《頬脂肪注入》
加齢によって顔の脂肪が減少してしまうと目の周りや頬などが窪んでしまい老けた印象になってしまいます。頬がこけたようになります。このような場合は、患者様ご自身の脂肪を注入することで窪んだ部分がふっくらし若返った印象になります。
- 手術の方法
- 脂肪注入は、皮下へ脂肪を注入します。窪みやデコボコを目立たなくします。
脂肪注入後の生着率は、部位にもよりますが約20〜30%で、約半分以上が吸収されることを考慮して多少多めに脂肪を注入します。注入後2〜3ヶ月程度で安定します。
繰り返し脂肪を注入することにより、脂肪の生着率も向上します。 - 手術時間
- 5~10分ほど
- 手術後の腫れは、脂肪の注入量によります。多めに注入すると腫れます。繰り返し少しづつ注入することをおすすめします。
- 注入した脂肪は、皮下にしこりとなることがありますが、次第に軟かくなります。
耳の治療
耳の形を整える治療
立ち耳形成
立ち耳とは、耳がそびえ立っている状態を言います。耳の形が正面視した時目立つのです。ロップイヤーとも言います。
- 手術の方法
- 耳の後ろを切開します。耳の軟骨にスリットを入れ耳の後部と縫合して軟骨を折り曲げます。最後に皮膚を丁寧に縫合し手術終了です。
- 手術時間
- 45分ほど(片耳)
- 手術後の腫れは、個人差にもよりますが1週間~10日程度でひいてきます。
- 就寝の際は、横向きにならないように気をつけてください。
- 傷痕が耳の後ろなので、目立つ心配がありません。